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「介護の日」東海地区認知症フォーラム2016 ご報告

2016年11月23日、ウィンクあいち小ホールにて開催されました、東海地区認知症フォーラム(東海3県の協議会の共催)についてのご報告です。以下、漢字の多い文章になってしまいますが、今回のテーマも簡単に言えば「地域におけるグループホームの役割」となりましょうか。

今回の担当の一般社団法人三重県地域密着型サービス協議会の三吉由美子大会長のごあいさつに続き、厚労省老健局総務課 認知症施策推進室 室長補佐 平井智章氏の基調講演「地域密着型サービスに期待する地域連携の重要性」でした。「地域における認知症ケアの拠点として、その機能を地域に展開し、共用型認知症対応型デイサービスや認知症カフェ等の事業を積極的に行っていくことを期待」されているとのお話でした。

次に、実践報告に際して、愛知県認知症グループホーム連絡協議会の山本ゆかり会長より「認知症カフェについて」のお話。

その後、三県の「認知症カフェをはじめよう」実践報告がありました。

トップバッターは、三重県鈴鹿市 有限会社ホワイト介護の総合施設長 北正美氏 「D-カフェ(出会いカフェ)」・・・・・長太の寄合所「くじら」(古民家利用デイサービス)で実施する地域の出会いの場。グループホーム・デイサービス・居宅介護支援事業所の協力のもと、行政・ボランティア・地域支援者の参加により地域力を育むことを目的に、ただいま試行錯誤中!

 

2番手は岐阜県飛騨市 特定非営利活動法人まめなかな 理事長 長瀬純子氏 「まめなカフェ」~認知症カフェ回想の館~・・・・・グループホーム・小規模多機能事業所ののちに空き家の母屋と蔵を利用したコミュニティハウスとカフェを展開。古い道具の展示により「回想の館」として特色を発揮、コミュニティハウスとともに、地域の方で賑わっているカフェです。

3番手は、愛知県名古屋市 丸八グループホーム日吉 榎本信昭氏 「名古屋市の認知症カフェの概要 GHの実践報告・アンケート結果報告」・・・・・所属のグループホームにて運営している「ひだまりカフェ」の様子を報告のうえ、名古屋市の認知症カフェの要件・地元中村区においてカフェを実施している7事業所でのアンケート結果や課題を総括し、認知症カフェの推進へつながる報告をされました。

さて、最後のメインイベントに渡辺哲雄氏による特別講演がありました。中日新聞掲載の「老いの風景」でご存知の方も多いと思いますが、ソーシャルワーカー・講師・執筆家・・・等でご活躍の先生が、ご自身の体験をもとに「ストーリー・ケアの勧め~初期認知症高齢者から自発性を引き出すケア方法~」と題してお話くださいました。ご自身のお母さまの、受診からグループホーム入居までの実践から生まれたケア方法。一定のストーリーを設定して認知症患者の自発性を引き出すケアを「ストーリー・ケア」と名付け、その方法論を本にまとめられました。(「認知症 ストーリー・ケア」中日新聞社)

先生のお話は、終始面白く明るくアイディアとユーモアたっぷりで、引き込まれっぱなし。瞬きしている暇もない2時間で、素晴らしいパワーの持ち主でいらしゃいました。決して認知症患者ご本人の自尊心を傷つけずに、うま~くご自分で受診する気になってもらう、グループホームに入居する気になってもらう・・・2時間の中に「なるほど~。」というアイディアがいっぱい詰まっていました。お話から察するに、行動力やたくましさ、ひたむきさを持って生き抜いてこられたお母さま、その愛情を十二分に感じながら育った先生は、そもそも現在のお仕事につかれる素質を持っておられるのだと思いました。そしてこのたびの「ストーリー・ケア」の出版は、お母さまに対する愛情や感謝の表れでもおありなのでしょうね。

長丁場の後ですが、たくさんのサインの依頼に、お応え下さいました。お疲れさまでした!ありがとうございました!!

最後に、次回開催予定の岐阜県グループホーム協議会の代表理事 井戸孝憲氏より閉会挨拶をいただき、閉会となりました。

また、2017年のフォーラムでお会いしましょう!

広報担当