東海地区認知症フォーラム2017のご報告

東海地区認知症フォーラムが、今年も11月16日(木)ウィンクあいちにて開催されました。この企画も7年目を迎え、そろそろ定着してきたところと言えましょうか。今年は、岐阜県が担当県なので、岐阜県グループホーム協議会代表理事の井戸大会長の挨拶のもと、開会されました。

基調講演は厚生労働省老健局総務課 認知症施策推進室 室長補佐 余語卓人氏の「地域包括ケア~地域密着型サービスに期待する地域連携の重要性~」

続いて、事例発表 「認知症ケアで地域のつながりを!」

、トップバッターはグループホームわおん(岐阜県)の

「介護と役者。2足のわらじ」~自分の成長と劇を通した地域とのつながり~

2番手は、三重県地域密着型サービス協議会「21世紀の大樹」(三重県)の

21世紀の大樹「認知症啓蒙活動」

3番手、グループホームプルミエールさなげ(愛知県)の

運営推進会議はアイディアの宝庫~地域やご家族からの提案を利用者の生活の活性化に繋げる秘訣~

4番手、グループホームサマリヤの家(愛知県)の

私にできること~入居者と職員が共に創る生活~

5番手、いやしの里ハナモト(愛知県)の

「子供たちへの啓蒙」私たちが出来る事

ラスト6番手、グループホームメナージュかずえ(愛知県)の

地域と共に認知症ケアから学んだ事例

いずれの発表も、新オレンジプランの一翼を担うと言っても過言ではない、地域連携・地域啓蒙活動の事例でした。発表をしておられるみなさん自身がそのケアや活動を楽しみながら、自己研鑚につなげておられるのがとても印象的でした。

最後に特別講演、名古屋大学地域在宅医療学・老年科学 講師 大西丈二氏の

つながり「認知症ケア・共存」~認知症ケアで地域のつながりを!~でした。

たっぷり「認知症」「地域」「つながり」漬けの1日!みなさん、お疲れさまでした!

来年は愛知県担当ですので、よろしくお願いいたします!

 

広報担当

第5回東三ブロック 輪投げ大会のご報告

平成29年9月28日にアイトピア豊橋において、第5回東三河ブロック輪投げ大会が開催されました。
前年度は22事業所の参加でしたが、今年度は新規会員事業所を含む29事業所165名の参加の中、大変盛り上がった大会となりました。
参加ご利用者様の中には102歳の方も見え、笑顔で元気に輪投げを楽しまれている姿も見られました。大会中は大きな事故や体調不良者もなく、参加利用者様と職員が力を合わせて安全に開催する事が出来ました。また、休憩中や対戦した事業所同士での交流も見られており、グループホーム間の情報交換を含めた関係性の構築の基盤が少しずつ出来ている様にも感じます。大会結果におきましては、豊橋のカサデヴェルデが見事優勝事業所になりました。
来年以降も様々なアイデアを出し合いながら、東三河ブロックの活動を盛り上げていきたいと考えています。

平成29年度総会~認知症ケアと地域との共生~のご報告

5月10日ウィンクあいちにて、平成29年度の総会・特別講演・事例発表会を開催しました。総会にて、山本ゆかり会長より挨拶。

 

続いて、愛知県健康福祉部高齢福祉課担当者様よりご挨拶を頂戴しました。

 

総会後、実践発表会に移り、主催者の愛知県地域密着型サービス外部評価機関連絡協議会の岡田光正会長の挨拶。

 

続いて、愛知県健康福祉部高齢福祉課介護保険指定・指導グループの坂上様より行政報告を頂戴しました。

 

続いて、楽しみにしていた特別講演!

「ゆとり認知症ケアの勧め~虐待をどうくい止めるか~」

 

講師は、「鼻めがねという暴力」の著者、林田俊弘氏(NPO法人きみさんち理事長・有限会社自在取締役社長)です。ネット上でうまく表現されている書き込みをお借りして書くと、「虐待をしそうな人はどんな人で、その人をどう排除するか、という視点ではなく、誰にでも、そしてどこにでも虐待を引き起こしてしまう要素、きっかけがあるのだ」という前提で虐待を考え、集団心理(いじめの構造)や介護職員が追い詰められる環境をどう防ぐか、に視点を当てた現場目線のお話をしてくださいました。

ご自身の苦い体験がもとになっているので、氏もこの講演をするのが、今でもお辛いようです。できれば話したくない、という思いと闘いながら、でも誰にでも起こりうる悲劇を起こさないよう、介護職員が心の傷を残さないよう、依頼があればお話はします、とおっしゃっておられました。

 

会場は盛況です。

 

さて、最後にメインイベントの実践発表です!

1、グループホーム円頓寺東館 「私の住まいはグループホーム。~もう一度働きたい。小さな1歩から~」

2、グループホームメナージュかずえ 「生きていることへの喜びを~模擬体験を通して再確認する~」

 

3、グループホーム白珠 「認知症ケア・理念で実践~みんなの力でみんなの幸せを~」

 

4、グループホームサマリヤの家・グループホームうらら 「方言 あののんで広がる地域の繋がり」

 

5、いやしの里ハナモト グループホーム 「未来に花開け!介護の芽 ~子供たちへの啓蒙~」

 

6、グループホームプルミエールさなげ 「自然の恵み、人の想い、そして地域との育み 環境の力を生活の糧にすること」

 

タイトルだけ見ても素晴らしいものばかり!そして内容は、タイトルに負けない素晴らしい取り組みの実践の発表でした!(毎回、他の事業所が素晴らしすぎて、自己を省みた筆者はため息ばかりです。)

上田副会長による表彰式。全事業所が表彰されました。

参加者のみなさま、長丁場、お疲れさまでした!

 

名古屋支部第2回研修会のご報告

今年度2回目の名古屋支部研修会「地域包括ケアシステムにおける認知症グループホームの役割」を2月28日に開催いたしました。100名の会場がほぼ満席の盛況ぶりでした。

まず、上田副会長のご挨拶。

前半は、名古屋市の担当者おふたりからのお話。まず、健康福祉局高齢福祉部地域ケア推進課の木村彰宏氏の「グループホームにおける認知症カフェについて~認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して~」。名古屋市の高齢化や認知症対策について、認知症カフェの現状やカフェの運営基準等を、とてもわかりやすくご説明いただきました。

名古屋市のお二人目は、名古屋市認知症相談支援センター 認知症地域支援推進員 山本文香氏の「グループホームにおけるなごや認知症カフェ実践事例紹介」。緑区のカフェあさひや中川区のニチイ認知症カフェ春田の取り組みをご紹介いただき、カフェ運営の効果やグループホームのカフェならではの強み等、今後の開設へのモチベーションが高まるようなお話をいただきました。

後半は、日本福祉大学 健康科学部リハビリテーション学科准教 来島修志先生による研修 「認知症カフェに活かす回想法~認知症にやさしいまちづくりを目指して~」。

回想法の実践・研究に長年かかわっておられる来島先生は、興味をそそられるお話がとてもお上手で、われわれのようなアラ還・アラフィフには懐かしいネタのオンパレードでした。

北名古屋市回想法センター 恵那明智回想法センターの取り組み・活用法等、具体的にお示しいただきました。

そして、昔ながらの井戸端会議や世代間交流の復活の大切さ、地域・まちが認知症の方を囲んで自然と支え合っていける関係性の構築、といったお話で締めくくられました。昭和の半ば生まれとしては、平成生まれの世代に回想法が引き継がれていくことを願っています。

広報担当

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「介護の日」東海地区認知症フォーラム2016 ご報告

2016年11月23日、ウィンクあいち小ホールにて開催されました、東海地区認知症フォーラム(東海3県の協議会の共催)についてのご報告です。以下、漢字の多い文章になってしまいますが、今回のテーマも簡単に言えば「地域におけるグループホームの役割」となりましょうか。

今回の担当の一般社団法人三重県地域密着型サービス協議会の三吉由美子大会長のごあいさつに続き、厚労省老健局総務課 認知症施策推進室 室長補佐 平井智章氏の基調講演「地域密着型サービスに期待する地域連携の重要性」でした。「地域における認知症ケアの拠点として、その機能を地域に展開し、共用型認知症対応型デイサービスや認知症カフェ等の事業を積極的に行っていくことを期待」されているとのお話でした。

次に、実践報告に際して、愛知県認知症グループホーム連絡協議会の山本ゆかり会長より「認知症カフェについて」のお話。

その後、三県の「認知症カフェをはじめよう」実践報告がありました。

トップバッターは、三重県鈴鹿市 有限会社ホワイト介護の総合施設長 北正美氏 「D-カフェ(出会いカフェ)」・・・・・長太の寄合所「くじら」(古民家利用デイサービス)で実施する地域の出会いの場。グループホーム・デイサービス・居宅介護支援事業所の協力のもと、行政・ボランティア・地域支援者の参加により地域力を育むことを目的に、ただいま試行錯誤中!

 

2番手は岐阜県飛騨市 特定非営利活動法人まめなかな 理事長 長瀬純子氏 「まめなカフェ」~認知症カフェ回想の館~・・・・・グループホーム・小規模多機能事業所ののちに空き家の母屋と蔵を利用したコミュニティハウスとカフェを展開。古い道具の展示により「回想の館」として特色を発揮、コミュニティハウスとともに、地域の方で賑わっているカフェです。

3番手は、愛知県名古屋市 丸八グループホーム日吉 榎本信昭氏 「名古屋市の認知症カフェの概要 GHの実践報告・アンケート結果報告」・・・・・所属のグループホームにて運営している「ひだまりカフェ」の様子を報告のうえ、名古屋市の認知症カフェの要件・地元中村区においてカフェを実施している7事業所でのアンケート結果や課題を総括し、認知症カフェの推進へつながる報告をされました。

さて、最後のメインイベントに渡辺哲雄氏による特別講演がありました。中日新聞掲載の「老いの風景」でご存知の方も多いと思いますが、ソーシャルワーカー・講師・執筆家・・・等でご活躍の先生が、ご自身の体験をもとに「ストーリー・ケアの勧め~初期認知症高齢者から自発性を引き出すケア方法~」と題してお話くださいました。ご自身のお母さまの、受診からグループホーム入居までの実践から生まれたケア方法。一定のストーリーを設定して認知症患者の自発性を引き出すケアを「ストーリー・ケア」と名付け、その方法論を本にまとめられました。(「認知症 ストーリー・ケア」中日新聞社)

先生のお話は、終始面白く明るくアイディアとユーモアたっぷりで、引き込まれっぱなし。瞬きしている暇もない2時間で、素晴らしいパワーの持ち主でいらしゃいました。決して認知症患者ご本人の自尊心を傷つけずに、うま~くご自分で受診する気になってもらう、グループホームに入居する気になってもらう・・・2時間の中に「なるほど~。」というアイディアがいっぱい詰まっていました。お話から察するに、行動力やたくましさ、ひたむきさを持って生き抜いてこられたお母さま、その愛情を十二分に感じながら育った先生は、そもそも現在のお仕事につかれる素質を持っておられるのだと思いました。そしてこのたびの「ストーリー・ケア」の出版は、お母さまに対する愛情や感謝の表れでもおありなのでしょうね。

長丁場の後ですが、たくさんのサインの依頼に、お応え下さいました。お疲れさまでした!ありがとうございました!!

最後に、次回開催予定の岐阜県グループホーム協議会の代表理事 井戸孝憲氏より閉会挨拶をいただき、閉会となりました。

また、2017年のフォーラムでお会いしましょう!

広報担当

 

 

 

名古屋支部・三河支部2つのコミュニケーション研修

9月5日と8日に、それぞれ名古屋支部・三河支部にて、心理カウンセラー吉田繁敬先生の研修会(各支部の第1回研修会)が、開催されました。

名古屋支部の方は、昨年度の管理者対象のスキルアップ研修が好評だったのを受け、再度お願いしました。今回のタイトルは「効果的なほめ方・叱り方・伝え方」。現在のご時世から、虐待が発生するメカニズムにも関連付けての不適切業務のお話などもしていただきました。仕事=業務を行うには目的・動機づけが必要である。適切な業務を行うには、強制的・従属的=外発的動機づけでなく自発的・主体的=内発的動機づけが必要。それにより、楽しみ・喜び・意欲を持って業務を行える→虐待などの不適切業務を起こさない。その内発的動機づけを引き出すためのテクニック=「職場を明るくするコミュニケーションスキル」を教えていただいたわけです。会場は、やはりリーダー・管理職の方が多く、参加者のみなさんからは、即実行しようという意欲的な感想が聴かれました。

 

三河支部でのテーマは、先生の研修の中で1番人気の「ソーシャルスタイル」の研修。対象者を4つのタイプに分類し、その「強み」「弱み」を知り、相手の特性を認めて適切な対応ができるように心がけるテクニック。たくさんのデータから研究開発された理論で、対人援助職や営業職に応用することで、コミュニケーションがスムーズになったり営業成績が上がったりする実績が数多く存在するスキルです。この講義、1回聞くと、ふむふむ、すぐわかった!という気分になるのですが、これがすぐ使えるか、というとなかなかそうは問屋が卸さない、というものなのです。すぐ使えるのは、相手のタイプが単純でわかりやすい場合のみで、そうでないときは分析が難しいです。笑いあいながら、お互いのタイプを分析できるようなら、そもそも問題は起こらないはずですからね(笑)三河支部のみなさんも相変わらずの熱心さで、とても反応良くお話を聴かれていました。

 

吉田先生、今回も2つの楽しい研修ありがとうございました。毎回、固くないわかりやすいお話で助かります。個人的には、佐助と小次郎(先生の命の次に大事な柴の息子たち!?)のネタと写真を、もっとたくさんにして~!!

広報・渉外担当